高見盛の勝敗と背中

高見盛の勝敗と背中

角界のロボコップこと高見盛（３６）が初場所を5勝10敗で終え、引退を発表しました。

千秋楽を勝利で飾り花道を引き上げるその背中には高見盛がこれまで背負ってきた数々のものが映しだされているかのようでした。



高見盛と言えば、土俵上で気合いを入れるパフォーマンスや、立ち合いで目をつぶって相手にぶつかっていくために、負ける時は拍子抜けするほどあっさり敗けてしまう様子などか印象的。

そして勝負に敗れ花道を引き上げていく時の高見盛の背中のしょんぼり感。。。

高見盛は敗けてなおファンを楽しませてくれる稀有な存在でした。

そんな高見盛もついに引退。

千秋楽最後の相撲では、館内から高見盛コールが沸き、いつもの気合い注入の儀式ではいつにも増して激しく拳を下につき下ろす動作に合わせて観客も同時に「はっ！はっ！」と声を合わせました。

最後の取り組みの結果は、若荒雄を肩透かしで敗り、有終の美を飾る5勝目を手にしました。

近年不祥事や日本人力士の活躍が少なくなってきている角界において、高見盛の存在は貴重なもの。

そんな高見盛が引退してしまうという現実に全国の大相撲ファンは悲しみとお疲れ様の気持ちでいっぱいのことでしょう。

高見盛関。お疲れさまでした。

今後は「振分」として東関部屋で後輩の指導に当たるそうです。

では、いつもよりもさらに気合いの入っている高見盛の映像をご覧ください！



～　高見盛の勝敗と背中　～

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白鵬、変化で全勝キープに「興ざめ」と協会幹部あきれ顔

白鵬、が立会いの変化で稀勢の里をくだし全勝をキープしたことに「興ざめ」と協会幹部あきれ顔だったという。

大相撲名古屋場所１４日目（２０１２年７月２１日　愛知県体育館）

２場所ぶり２３回目の優勝を狙う横綱・白鵬は横綱昇進後では初となる立ち合いの変化で大関・稀勢の里を下し１４戦全勝。

琴欧洲を一蹴して全勝を守った大関・日馬富士との千秋楽相星決戦に持ち込んだ。

千秋楽の全勝決戦は横綱・隆の里と横綱・千代の富士が対戦した８３年秋場所以来２９年ぶりだが、横綱のまさかの奇襲に熱戦を期待していた館内は拍子抜け？

北の湖理事長（元横綱）ら協会幹部は厳しい言葉を並べた。

この協会理事の言葉を受け白鵬に否定的な記事が続出している。

以下に一部抜粋してみよう。

『攻防のある相撲を期待した満員御礼の館内からは悲鳴しか漏れなかった。本来なら千秋楽に組まれる予定だった注目の一番。立ち合いが合わずに２度突っかけられた白鵬は仕切り線を越え、稀勢の里をにらんで威嚇した。仕切り直し。横綱が取った作戦はまさかの奇襲だった。左に変化すると、稀勢の里は勢い余ってダイビング。さすがにバツが悪かったのか。白鵬も土俵上で口を「へ」の字に曲げてから勝ち名乗りを受けるために蹲踞（そんきょ）した。
　相手の陽動作戦にはまった稀勢の里にも非はあるが、白鵬に対する協会幹部の印象も悪い。北の湖理事長は「受けて立って圧倒してほしかった。見ていたお客さんが期待していたと思う」と落胆気味。鏡山審判部長（元関脇・多賀竜）も「興ざめだよ、興ざめ」とあきれ顔だ。
　全勝の横綱と大関による千秋楽相星決戦は史上初。手段を選ばず勝利を手にした白鵬は「合わさないといけないし、自分も悪いと思う」と反省の弁を述べ「きょうはこういう相撲でしたから、あす（千秋楽）はいい相撲を取りたい」と奮闘を約束した。だが、双葉山、大鵬を超えて歴代１位の９回目の全勝優勝が懸かる大一番を前にして、後味の悪さだけが残ってしまった。』

と言うような記事だ。

たしかに横綱として堂々とできればベストだったのだろう。

しかし、稀勢の里は先日の琴奨菊との一番でも立会いで２度手をつかずに突っかけており注意を受けている。

そのあとの三回目の立会いこそ成功したものの、その手つきは微妙で、しかも勝っている。

当然このことは横綱も知っているはずで、この後の一番であり、しかも相手は横綱。

そんな状況下で一度ならず二度までも立会いを会わせない稀勢の里に横綱白鵬は怒りを覚え組む価値なしと判断したのではないだろうか。

しかし、どの記事もその視点からは書かれておらず協会の言うことを真に受け横綱白鵬のバッシングばかり。

まったくどうなっているのだろう？？？

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