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5月20日 巨人‐日ハム 鈴木尚広の盗塁にホレた! [野球]
5月20日 巨人‐日ハム 鈴木尚広の盗塁にホレた!
5月20日に札幌ドームで行われた巨人‐日ハムの一戦。
この試合の注目は
①日ハム陽岱鋼(ようだいかん)選手の日本記録に並ぶ10試合連続マルチヒットが達成されるか?
②杉内投手と木佐貫投手の15年ぶりの同級生対決
の2点でした。
①の陽岱鋼選手の結果は、本日は1安打のみに終わり、2001年に当時日ハムに所属していた小笠原選手(現・巨人)の記録した10試合連続マルチヒットの記録に並ぶ事はできなかったものの、現在も15試合連続ヒット継続中です。
ちなみにこの日、小笠原選手は久しぶりにスタメンに復帰しました。
原監督の粋なはからいもあったのか?と少し思ったりもしました。
続いて②の杉内vs木佐貫の対決。
巨人の杉内投手と日ハムの木佐貫投手は、高校時代に共に鹿児島で凌ぎを削った仲。
同級生の二人は、杉内選手は鹿児島実業で甲子園に出場し甲子園でもノーヒットノーランを達成するなどして、ドラフトで当時の福岡ダイエーホークス入りを果たしました。
一方の木佐貫投手は、甲子園出場こそ果たせなかったものの、川内高校時代から右の本格派として各球団から注目され、巨人にドラフトで入団しました。
5月20日の一戦はそんな同級生の2人が15年ぶりに対決するとあって注目を集めました。
結果は木佐貫投手の粘り勝ち。
その結果木佐貫投手はプロ野球史上12人目の全12球団から勝利を上げた投手という事になりました。
各新聞やニュースではこの事が大きく取り上げられていましたが、この一戦を見たファンの中にはもっと熱くなったシーンがあったと思います。
それが9回の巨人の攻撃でノーアウト・ランナ一塁の場面で代走に出た、足のスペシャリスト鈴木尚広選手と日ハムの抑えのスペシャリスト武田久投手の対決。
1点を追う状況でのノーアウトのランナー。
この状況のためだけにいると言っても過言ではないのが巨人の鈴木尚広選手。
対するは、この状況で点を与えないためにマウンドに立ち続ける武田久投手。
お互いにプライドを懸けた壮絶な時間が流れ始めた瞬間でした。
打席には村田選手。
しかし武田投手は打席の村田選手ではなく、一塁塁上の鈴木選手との勝負をしているようでした。
鈴木選手の盗塁を警戒するために牽制を一球、また一球。
それくらいなら鈴木選手にとっては常にあることです。
しかしこの日の牽制の数は尋常ではありませんでした。
村田選手への投球をはさんでは、また牽制。
さらに牽制、牽制、また牽制。
その度に鈴木選手は頭から一塁に戻ります。
あまりの牽制の多さに、一塁塁上の鈴木選手も苦笑いの表情。
途中、ヒット&ランかラン&ヒットか?ベンチからのサインは分かりませんが、鈴木選手も武田投手のモーションを盗んではスタートを切ります。
武田投手は鈴木選手の盗塁を警戒しながら、見事村田選手をインコースのボールでセカンドフライに打ち取ります。
ワンアウトとなり次のバッターは勝負強い矢野選手。
鈴木選手は見事なスタートを切るも、なぜか矢野選手は初球のボール球に中途半端なスイングでフライを打ち上げツーアウト。
ノーアウトランナー一塁があっという間にツーアウトランナー一塁に変わりました。
続く打席には代打の切り札石井義人選手。
この場面でも、武田投手による鈴木選手への盗塁警戒はやみません。
またまた牽制を繰り返します。
そんな中でスタートを切った鈴木選手。
一点負けている状況、しかもツーアウトから見事盗塁を決めました。
これまでに何度もスタートを切っており、しかもかつてないほどの牽制を受け続けた状況での盗塁成功。
体力的にも精神的にもかなりキツかったのではないかと思います。
ここに鈴木選手のプロの意地、男の意地を感じました。
たった数分の中で、しかし数分間にも渡った、一瞬も気を抜く事の出来ない緊張感の中で盗塁を決めた鈴木選手。
鳥肌が立ちました。
試合は石井選手が四球を選んだあと、長野選手がショートゴロに倒れ、武田選手が9回を見事無失点に抑えて、1‐2で日ハムの勝利。
様々な記録と久しぶりの小笠原選手の一軍復帰など、試合前はそちらに注目をしていましたが、最後の最後に塁上でこれほどまでの攻防が繰り広げられるとは思っても見ませんでした。
あれだけ警戒をされてもなお盗塁を決めた鈴木選手にあっぱれ!
鈴木選手の足を警戒しながらも見事無失点に抑えた武田投手にあっぱれ!
もちろんそれまでの杉内投手と木佐貫投手・増井投手の投げ合いも見事でしたが、この日は9回表の攻防にそれも色あせてしまう程の素晴らしい戦いでした。
プロの試合をみせてくれた鈴木選手と武田投手に感謝です。
すばらしい!!
~ 5月20日 巨人‐日ハム 鈴木尚広の盗塁にホレた! ~
5月20日に札幌ドームで行われた巨人‐日ハムの一戦。
この試合の注目は
①日ハム陽岱鋼(ようだいかん)選手の日本記録に並ぶ10試合連続マルチヒットが達成されるか?
②杉内投手と木佐貫投手の15年ぶりの同級生対決
の2点でした。
①の陽岱鋼選手の結果は、本日は1安打のみに終わり、2001年に当時日ハムに所属していた小笠原選手(現・巨人)の記録した10試合連続マルチヒットの記録に並ぶ事はできなかったものの、現在も15試合連続ヒット継続中です。
ちなみにこの日、小笠原選手は久しぶりにスタメンに復帰しました。
原監督の粋なはからいもあったのか?と少し思ったりもしました。
続いて②の杉内vs木佐貫の対決。
巨人の杉内投手と日ハムの木佐貫投手は、高校時代に共に鹿児島で凌ぎを削った仲。
同級生の二人は、杉内選手は鹿児島実業で甲子園に出場し甲子園でもノーヒットノーランを達成するなどして、ドラフトで当時の福岡ダイエーホークス入りを果たしました。
一方の木佐貫投手は、甲子園出場こそ果たせなかったものの、川内高校時代から右の本格派として各球団から注目され、巨人にドラフトで入団しました。
5月20日の一戦はそんな同級生の2人が15年ぶりに対決するとあって注目を集めました。
結果は木佐貫投手の粘り勝ち。
その結果木佐貫投手はプロ野球史上12人目の全12球団から勝利を上げた投手という事になりました。
各新聞やニュースではこの事が大きく取り上げられていましたが、この一戦を見たファンの中にはもっと熱くなったシーンがあったと思います。
それが9回の巨人の攻撃でノーアウト・ランナ一塁の場面で代走に出た、足のスペシャリスト鈴木尚広選手と日ハムの抑えのスペシャリスト武田久投手の対決。
1点を追う状況でのノーアウトのランナー。
この状況のためだけにいると言っても過言ではないのが巨人の鈴木尚広選手。
対するは、この状況で点を与えないためにマウンドに立ち続ける武田久投手。
お互いにプライドを懸けた壮絶な時間が流れ始めた瞬間でした。
打席には村田選手。
しかし武田投手は打席の村田選手ではなく、一塁塁上の鈴木選手との勝負をしているようでした。
鈴木選手の盗塁を警戒するために牽制を一球、また一球。
それくらいなら鈴木選手にとっては常にあることです。
しかしこの日の牽制の数は尋常ではありませんでした。
村田選手への投球をはさんでは、また牽制。
さらに牽制、牽制、また牽制。
その度に鈴木選手は頭から一塁に戻ります。
あまりの牽制の多さに、一塁塁上の鈴木選手も苦笑いの表情。
途中、ヒット&ランかラン&ヒットか?ベンチからのサインは分かりませんが、鈴木選手も武田投手のモーションを盗んではスタートを切ります。
武田投手は鈴木選手の盗塁を警戒しながら、見事村田選手をインコースのボールでセカンドフライに打ち取ります。
ワンアウトとなり次のバッターは勝負強い矢野選手。
鈴木選手は見事なスタートを切るも、なぜか矢野選手は初球のボール球に中途半端なスイングでフライを打ち上げツーアウト。
ノーアウトランナー一塁があっという間にツーアウトランナー一塁に変わりました。
続く打席には代打の切り札石井義人選手。
この場面でも、武田投手による鈴木選手への盗塁警戒はやみません。
またまた牽制を繰り返します。
そんな中でスタートを切った鈴木選手。
一点負けている状況、しかもツーアウトから見事盗塁を決めました。
これまでに何度もスタートを切っており、しかもかつてないほどの牽制を受け続けた状況での盗塁成功。
体力的にも精神的にもかなりキツかったのではないかと思います。
ここに鈴木選手のプロの意地、男の意地を感じました。
たった数分の中で、しかし数分間にも渡った、一瞬も気を抜く事の出来ない緊張感の中で盗塁を決めた鈴木選手。
鳥肌が立ちました。
試合は石井選手が四球を選んだあと、長野選手がショートゴロに倒れ、武田選手が9回を見事無失点に抑えて、1‐2で日ハムの勝利。
様々な記録と久しぶりの小笠原選手の一軍復帰など、試合前はそちらに注目をしていましたが、最後の最後に塁上でこれほどまでの攻防が繰り広げられるとは思っても見ませんでした。
あれだけ警戒をされてもなお盗塁を決めた鈴木選手にあっぱれ!
鈴木選手の足を警戒しながらも見事無失点に抑えた武田投手にあっぱれ!
もちろんそれまでの杉内投手と木佐貫投手・増井投手の投げ合いも見事でしたが、この日は9回表の攻防にそれも色あせてしまう程の素晴らしい戦いでした。
プロの試合をみせてくれた鈴木選手と武田投手に感謝です。
すばらしい!!
~ 5月20日 巨人‐日ハム 鈴木尚広の盗塁にホレた! ~
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